課題:
コロナ禍において、ますます拡大するEC市場ですが、越境ECの分野でも非常に大きなチャンスが到来しています。特に日本からの輸出に対しては、よりスムーズでスピード感を感じられるシステムの構築が必要であると認識していました。
利便性の高いECシステムの構築において、クラウド自体およびクラウド環境を置く地域の選定は非常に大切な要素であるとともに、セキュリティ面においても、国家間の法律などが異なることも多く、日本および海外のクラウド事情に精通している技術者のサポートが必要な状況でした。
解決策:
イー・ビジネスはAWSやAzureといった大手クラウドサービスをはじめとして、中国および中華圏の国に強いテンセントcloudなど複数のクラウド環境に精通していました。
今回は越境EC、特にメインターゲットとして中国大陸を意識していましたので、WEB側の環境はテンセントcloudを利用しています。メリットとして、テンセントエコシステムを活用した決済機能などがスムーズに利用できることが挙げられます。
また、顧客データに関しては、海外、国内ともに1か所に集めて管理したいという希望もあり、国内のAWSを利用しています。
国内利用者の中にはセキュリティの不安から国内にあるクラウド環境を重視するケースもあるため、現行のハイブリッドなクラウド環境の構築には、非常に満足しています。