一番の理由は日本社会で暮らしたいと思ったからです。私は中国の大学でコンピューターサイエンスを学んだ後、日本の大学院へ進学しました。日本で数年間生活している間は心地よく、このまま日本社会で生活していこうと思うようになりました。また、中国のIT業界は競争が激しく、過酷な労働環境にあると聞いたことも理由の一つです。私の中で、プライベートの時間も大切にしたいという考えもあり、日本での就職を選択しました。
大学院の先輩からイー・ビジネスのことを聞いて、調べてみると、規模が大きく、日本のIT業界でしっかりとした基盤を築いていることが分かりました。それだけではなく、前向きにいろいろな新事業を立ち上げ、チャレンジし続ける会社という印象を受けました。さらに、中国人の社員が多く、母語でもコミュニケーションが取れるというのも魅力的だと思って応募することにしました。
私は現在ServiceNowという、企業のITサービスを統合するクラウドプラットフォームを扱っており、2つのプロジェクトに参画しています。具体的には、金融関係のシステムの設計書、仕様書と手順書の作成、ServiceNowの機能に関する調査や、コーディングをしています。
現在はある大手SIer(システムインテグレーター)に常駐しているのですが、基本的に在宅のみの現場です。イー・ビジネスの先輩からオンラインで指導を受けながら作業に取り組んでいる状況です。
また、お客様からも助言をいただくこともあり、ドキュメントの書き方など、丁寧に指導してくださいます。入社してからの半年間は残業もなく、資格勉強に励む時間も確保できています。
大きく分けて二つあります。一つは、OJT(On the Job Training)研修が充実しているところです。指導者である先輩がとても丁寧にフォローしてくださるので、技術者として成長を早く実感できます。二つめは、上司から定期的なフォローや評価があり、成果や能力をしっかりと見てもらえるところです。
お客様とのコミュニケーションをよりスムーズに取れるようになることです。大学院時代、カジュアルな語彙を中心に日本語を勉強してきたので、そのまま仕事で使うと違和感を与えてしまいます。ビジネス日本語を習得して、一日でも早く自然なコミュニケーションを身に付けたいと思います。
この3年間は現場でServiceNowをしっかりと勉強して、この分野のプロフェッショナルを目指していきます。その先の30代はプロジェクトのマネジメントができるようになりたいです。そして、プライベートも充実させて、東京で自分の家族とマイホームを持ちたいと考えています。
まず会社選びは、「その会社で何を得たいのか」をしっかり考えた上で応募した方が良いでしょう。目標を立てた上で、その目標に向かって会社からサポートしてもらえるかどうかを見極めてください。
それから、留学生の方へ向けたメッセージですが、日本語がとても大事だということを伝えたいです。日本で生きていくためには、日本人とのコミュニケーションが必須なので、学生の時から社会人でも通用できる日本語を意識すると良いと思います。